リオネットセンター黒崎店の 山おじさんです
今週は少しだけ寒くなりました、風邪などひいておられませんか?
さてさて早速ではありますが、熊本県は五木村の仰烏帽子山へ
春を告げる福寿草と冬の華シモバシラを見に行ってきました
この日はどんより曇り空、雨予報の天気です
歩き始めは冬枯れの登山道
ふと、右側へ振り向くと雌シカのお出迎え、割と近くです
テクテク歩き出すと…まずはお目当てのシモバシラ ↓
ザクザクの霜柱とは違うのです
シモバシラとはシソ科の多年草で秋ごろに花を咲かせ枯れていきます
その後も枯れた茎の部分は土から水を吸い上げます
そして冷え込みの激しい冬がくると吸い上げた水が凍って茎が破れて
氷柱(霜柱)が出来上がるそうです、それがシモバシラの名前の由来のようです
秋と真冬に二度花を咲かせます、氷華とも呼ばれます
氷なので同じ形はありません、下のシモバシラはまるで蝶のよう
不思議だな~不思議だな~と足が進まず、あちらでパチリ!こちらでパチリ!
次のお目当て福寿草の群生地へ近づくと・・・
小さい目をいっぱいに見開いて
あ!咲いてます!気の早い福寿草がポツリポツリと
小さな霰が降り出して、それでもここで気分は上々
仰烏帽子山の仏石と呼ばれる群生地
群生地はロープで保護されてはいますが、盗掘など不埒な輩もいるようです
シモバシラも福寿草も見ることができました
これでもう帰ってもいいのですが山頂まで行きましょう
山頂はガスで真っ白、それでも歯ブラシのような樹氷を楽しめました
青空だともっともっと映えるのですが…あはは、欲張りです
山頂は寒いので、すぐ下山
雪がどんどん積もっていきます、仏石の苔石にも雪
雪割りの福寿草と言う言葉があります、
雪が積もったその中から春を告げるために咲いてくるその姿をそう言うそうです
今回は雪割ではなく、雪被りです…
仏石の群生地も白くなってきました
こんな過酷な中で黄金色に輝く福寿草、可憐ではありますが強靭ですね
最近は暖冬のせいか、咲き始めが早くなってきていますが、
お花畑になる最盛期はもう少し先、2月の中旬からでしょうか
その頃また歩きに行きたいなぁと、楽しみでなりません