The BEATLES リマスターCD発売
2009/11/14 土曜日 12:29:31 黒崎店|個別ページ|コメント (0)|カテゴリ:黒崎店のブログ
今回の話題は、ちょっと時期を逸しましたが9月9日に発売されたザ・ビートルズのリマスターCD!87年にCD化されて以来のリマスターです。
リマスター?
アナログ当時のマスター・テープをデジタルにコピーする際、曲本来のイメージを損なわないように修復・ノイズ除去などを行うことです。
そして全14作品が甦りました。
59年生まれの私が洋楽に目覚めた中2の時は、すでにビートルズは解散していましたが、ギリギリビートルズ世代。私より上の方はいわずもがな、初めてビートルズを聴いてみようという方には本当は全オリジナルアルバムを聴いていただきたいのですが、好きな曲だけダウンロードできる昨今、アルバムという概念が消失しそうな中、手っ取り早く楽しみたいという方には、オリジナルアルバム未収録のシングル曲を全て収録した編集盤『パスト・マスターズ』を(でも本当は邪道、本来は全てのオリジナルアルバムを聴いて最終的に聴くのが正道)
初期のアルバムでは、30週連続全英チャートのトップを独走した驚異のデビュー・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』(このタイトルは一種の言葉遊びになっていて、最初の"Please"は「どうか~」という意味で、2度目の"please"は「~を喜ばせる」という意味で用いられています)は外せません。
そして、主演映画のサウンド・トラックながら初期の名作を多く含む『ハード・デイズ・ナイト』(このタイトルもドラムのリンゴ・スターのジョーク混じりの言葉遊び、"It was a hard day's night,wasn't it?" から生まれたもので、こういう英語はないらしい)と『ヘルプ!』(このタイトルは、メンバーが加熱する人気に自己を見失いかけた当時の助けを求めた叫びといわれています)の2タイトルがお勧め。
中期では、ライブ活動に終止符を打ち、スタジオ・ワークに専念、その後のビートルズ・サウンドの方向性を示した『ラバーソウル』(タイトルは本場のブルースマンがローリング・ストーンズを揶揄した「プラスティック(まがい物の)・ソウル」という言葉から)とその成果を推し進め、よりクリエイティブで革新的な音を追求した『リボルバー』は必聴。
そして、中期の実験的なサウンドの集大成、初のコンセプトアルバム、ロック音楽史上最も影響力を持った作品、ロックのみならずポピュラー音楽の不滅の金字塔として、名盤100選などでは必ず1位や5位以内にランクインされる『サージェント・ぺパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(ビートルズ自身がアルバムの中で「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」という架空のブラス・バンドに扮し、ショウを行うというもの)
そして後期のお勧めは、4人の個性が炸裂する2枚組大作『ザ・ビートルズ』(白いジャケットなので通称「ホワイト・アルバム」)と横断歩道を渡る4人があまりにも有名な『アビー・ロード』(ジャケットは「ポール死亡説」として物議を醸します。いわく、ポールは1人だけ裸足である、路上に駐められたフォルクスワーゲンのナンバープレートが「281F」であるのが、もしポールが生きていれば28歳であることを意味している、白いスーツで長髪にひげを蓄えたジョンは「神父」、黒いスーツを着たリンゴは「葬儀屋」、デニムシャツにジーンズ姿のジョージは「墓堀人」を意味しているという理由から)特にアナログのB面に当たる後半のメロディーは素晴らしいの一言です。
以上、ビートルズを知っている人には「何を今さら」な、知らない人には、ビートルズの偉大な音の世界に入っていくきっかけになればと、今回もWikipediaを参考にさせていただき長々と書いてしまいました。
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