追悼:加藤和彦さん
2009/12/12 土曜日 17:41:32 黒崎店|個別ページ|コメント (0)|カテゴリ:黒崎店のブログ
こんにちは、ROCK中年・黒崎店の店長でございます。
今回は、10月16日に急逝した日本のフォークソングやロックをリードし、ミュージックシーンに多大な影響を与えてきた加藤和彦さんのお話を。
今月の10日に加藤さんのお別れ会が行われました。
主催者として挨拶に立った、かつてフォーク・クルセダーズを一緒にやっていた、きたやまおさむさんは、加藤さんが死んだ翌日の17日に手紙を受け取り、そこには来年春のきたやまさんの退職祝いに、TheAlffeの坂崎幸之助さんの助けを借りてフォーク・クルセダーズを復活させようと話していて、その約束を破ってごめんなさいと書いてあったと述べています(坂崎さんは日本のフォーク・ソングに造詣が深く(ほとんどフォーク・ソングおたく)ギターも見事にコピーできて、加藤さんとは『和幸』というフォーク・デュオを結成していました)
それから手紙には「偲ぶ会とかはやるな」と書いていたので『KKミーティング』って訳わからない名前をつけたと愛情を込めて挨拶したそうです。
加藤さんの残した作品には、クルセダーズ時代の「帰ってきたヨッパライ」(ラジオ局にリクエストが殺到、プロデビューのきっかけとなる)や「イムジン河」(当時、南北朝鮮分断問題への政治的配慮から発売停止にされた美しい曲)
先の北山修さんとの連名で発売した「あの素晴らしい愛をもう一度」(フォークソングの定番中の定番、心が洗われるような歌詞とメロディ!)やソロのナショナル住宅パナホームのCMソング「家をつくるなら」
そして、ロック好きの中年オヤジには忘れられないサディスティック・ミカ・バンド時代のスマッシュヒット「タイムマシンにお願い」と日本のロックの名盤『黒船』(グラムロック全盛時代、あのロキシー・ミュージックの前座としてイギリスツアーを敢行。最近では、木村カエラをボーカルに迎え再々結成)
その後もソロで、時代をチョット先取りした作品をリリース、奥様の作詞家・安井かずみさんとのコンビで数多くの楽曲を提供してきました。
けっして、声量豊かで「うまい!」と言わせる歌い手ではなかったけれど、ちょっと震えるようなビブラートのかかった、スイングするような歌声は、1990年からの三部作のひとつ『うたかたのオペラ』の「うたかた」という言葉そのものに儚げに聴こえるものでした。
5月の清志郎と言い、10月の加藤和彦さんと言い、今年は日本のミュージック・シーンをリードしてきた巨星が逝った年でした。
彼らの曲を、そして歌声を未聴の若い方々、彼らの残した偉大なる楽曲の数々を心して聞き給え!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
~補聴器のご相談はリオネットセンター各店へ~
今回は、10月16日に急逝した日本のフォークソングやロックをリードし、ミュージックシーンに多大な影響を与えてきた加藤和彦さんのお話を。
今月の10日に加藤さんのお別れ会が行われました。
主催者として挨拶に立った、かつてフォーク・クルセダーズを一緒にやっていた、きたやまおさむさんは、加藤さんが死んだ翌日の17日に手紙を受け取り、そこには来年春のきたやまさんの退職祝いに、TheAlffeの坂崎幸之助さんの助けを借りてフォーク・クルセダーズを復活させようと話していて、その約束を破ってごめんなさいと書いてあったと述べています(坂崎さんは日本のフォーク・ソングに造詣が深く(ほとんどフォーク・ソングおたく)ギターも見事にコピーできて、加藤さんとは『和幸』というフォーク・デュオを結成していました)
それから手紙には「偲ぶ会とかはやるな」と書いていたので『KKミーティング』って訳わからない名前をつけたと愛情を込めて挨拶したそうです。
加藤さんの残した作品には、クルセダーズ時代の「帰ってきたヨッパライ」(ラジオ局にリクエストが殺到、プロデビューのきっかけとなる)や「イムジン河」(当時、南北朝鮮分断問題への政治的配慮から発売停止にされた美しい曲)
先の北山修さんとの連名で発売した「あの素晴らしい愛をもう一度」(フォークソングの定番中の定番、心が洗われるような歌詞とメロディ!)やソロのナショナル住宅パナホームのCMソング「家をつくるなら」
そして、ロック好きの中年オヤジには忘れられないサディスティック・ミカ・バンド時代のスマッシュヒット「タイムマシンにお願い」と日本のロックの名盤『黒船』(グラムロック全盛時代、あのロキシー・ミュージックの前座としてイギリスツアーを敢行。最近では、木村カエラをボーカルに迎え再々結成)
その後もソロで、時代をチョット先取りした作品をリリース、奥様の作詞家・安井かずみさんとのコンビで数多くの楽曲を提供してきました。
けっして、声量豊かで「うまい!」と言わせる歌い手ではなかったけれど、ちょっと震えるようなビブラートのかかった、スイングするような歌声は、1990年からの三部作のひとつ『うたかたのオペラ』の「うたかた」という言葉そのものに儚げに聴こえるものでした。
5月の清志郎と言い、10月の加藤和彦さんと言い、今年は日本のミュージック・シーンをリードしてきた巨星が逝った年でした。
彼らの曲を、そして歌声を未聴の若い方々、彼らの残した偉大なる楽曲の数々を心して聞き給え!
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