マニアックな日々 其の弐
2008/10/9 木曜日 18:21:56 黒崎店|個別ページ|コメント (0)|カテゴリ:黒崎店のブログ
みなさん、こんにちは。
今回は『ブートレッグ:BOOTLEG』のお話しをさせて下さい。
「ブートレッグ」なんて言葉、初めて聞いた方が多いのではないでしょうか?
「海賊版」と言った方が聞き覚えがあるのではないかと思います。
簡単に言うと、著作権者の承諾を得ずに勝手に製作、製造された製品のことです。
このような、所謂「海賊版」はいろいろな製品にあるのですが、中でも有名なのが「ブートレッグCD」です。ジャンルは主に洋楽(ROCK.POPS)で邦楽の「ブートレッグCD」はないと思います。
昔、個人レベルでクラシックコンサートを秘密裏に録音して、仲間内で聞いて楽しんでいたことが起源と言われ、語源は密造酒(BOOTLEG)からきており、かつて密造酒をブーツに隠したことに由来するそうです。それがレコードとなり、CD時代になると商売として成り立つようになったのです。
例えば、みなさんの大好きな歌手がいて、CD屋さんで販売している正規のCDは全部買って、聞いてしまったとします。
そんな時、もっとその歌手の他の歌が聞きたいと思いませんか?
「ブートレッグCD」では、その世界が広がるのです。
お目当ての歌手のコンサートのCDが正規で販売していたとします。
ライブCDの多くは、ひとつの会場で録音されたものだけで作成されているわけではなく、数箇所の会場で録音された内、ベストテイク(歌手や製作者がこの会場での歌唱や演奏がよいと判断したもの)を選んで、あたかもひとつの会場で最初から最後まで歌っているように、曲と曲との間に歓声を挿入して作られています。
そうすると録音した会場の数だけ、その記録は残されているわけです。
そういった正規で発表するための選から洩れたものや1曲目からラストナンバーまでひとつの会場で録音されたものが関係者から流出されて、それを元に作られたCDが「ブートレッグCD」なのです。
このようなもの以外にも、先に書いたようにコンサート会場に録音機をこっそり持ち込んで録音したもの(=隠密録音:一般的に音が悪いものが多いが、高性能のマイクを使い、素晴らしくきれいに録れていて、あたかもその会場にいるような臨場感あふれるものもあります)やスタジオで録音したものでも、ライブ音源同様、アルバムに入れる候補から洩れたテイク(いわゆる没テイク)が流出したものが元になったものもあります。
このようなCDはコレクターズCDとも呼ばれ、専門のお店やレコードフェアなどのコレクターズCDコーナーで販売されています。
また、ブートレッグCDの内容や録音状態を解説した本も出版されています。マニアはそんな本を読んで録音状態の悪いブツを掴ませられないようにするのです。
どこかでCDフェアがありましたら覘いてみて下さい。あなたの好きな歌手のあなたの知らない歌を収録した「ブートレッグCD」があるかもしれませんよ。
だけど、ゆめゆめ深みにはまらないように。どんなものでもマニアの世界は奥が深く、キリがないのですから。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
~補聴器のご相談はリオネットセンター各店へ~
今回は『ブートレッグ:BOOTLEG』のお話しをさせて下さい。
「ブートレッグ」なんて言葉、初めて聞いた方が多いのではないでしょうか?
「海賊版」と言った方が聞き覚えがあるのではないかと思います。
簡単に言うと、著作権者の承諾を得ずに勝手に製作、製造された製品のことです。
このような、所謂「海賊版」はいろいろな製品にあるのですが、中でも有名なのが「ブートレッグCD」です。ジャンルは主に洋楽(ROCK.POPS)で邦楽の「ブートレッグCD」はないと思います。
昔、個人レベルでクラシックコンサートを秘密裏に録音して、仲間内で聞いて楽しんでいたことが起源と言われ、語源は密造酒(BOOTLEG)からきており、かつて密造酒をブーツに隠したことに由来するそうです。それがレコードとなり、CD時代になると商売として成り立つようになったのです。
例えば、みなさんの大好きな歌手がいて、CD屋さんで販売している正規のCDは全部買って、聞いてしまったとします。
そんな時、もっとその歌手の他の歌が聞きたいと思いませんか?
「ブートレッグCD」では、その世界が広がるのです。
お目当ての歌手のコンサートのCDが正規で販売していたとします。
ライブCDの多くは、ひとつの会場で録音されたものだけで作成されているわけではなく、数箇所の会場で録音された内、ベストテイク(歌手や製作者がこの会場での歌唱や演奏がよいと判断したもの)を選んで、あたかもひとつの会場で最初から最後まで歌っているように、曲と曲との間に歓声を挿入して作られています。
そうすると録音した会場の数だけ、その記録は残されているわけです。
そういった正規で発表するための選から洩れたものや1曲目からラストナンバーまでひとつの会場で録音されたものが関係者から流出されて、それを元に作られたCDが「ブートレッグCD」なのです。
このようなもの以外にも、先に書いたようにコンサート会場に録音機をこっそり持ち込んで録音したもの(=隠密録音:一般的に音が悪いものが多いが、高性能のマイクを使い、素晴らしくきれいに録れていて、あたかもその会場にいるような臨場感あふれるものもあります)やスタジオで録音したものでも、ライブ音源同様、アルバムに入れる候補から洩れたテイク(いわゆる没テイク)が流出したものが元になったものもあります。
このようなCDはコレクターズCDとも呼ばれ、専門のお店やレコードフェアなどのコレクターズCDコーナーで販売されています。
また、ブートレッグCDの内容や録音状態を解説した本も出版されています。マニアはそんな本を読んで録音状態の悪いブツを掴ませられないようにするのです。
どこかでCDフェアがありましたら覘いてみて下さい。あなたの好きな歌手のあなたの知らない歌を収録した「ブートレッグCD」があるかもしれませんよ。
だけど、ゆめゆめ深みにはまらないように。どんなものでもマニアの世界は奥が深く、キリがないのですから。
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