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『新本格派』ってご存知?

2009/1/24 土曜日 11:42:05 黒崎店|個別ページコメント (0)|カテゴリ:黒崎店のブログ

以前、私のお気に入りの作家として浅田次郎さんを取り上げさせてもらいましたが、もう一人、文庫化を楽しみにしている作家さんがいます。

それは、島田荘司さんです。

日本の推理小説における『新本格』推理のジャンルを切り拓き、現在に繋がる流れを創った人です。

それじゃ、『新本格派』って何?という話しになるわけですが。

日本の推理小説で主流であった松本清張などの『社会派』に対する80年代以降の若手作家によるムーブメントで、推理小説の本来の姿である『本格』の面白さ(不可解な事件、魅力的な探偵の登場、ラストで解き明かされるトリックなどなど)を追求したものです。

横溝正史に代表される、戦後の古典的な本格推理小説に現代風なテイストを加えた作品といえばお解りいただけるでしょうか?

その『新本格派』の祖といわれるのが島田荘司です。

81年のデビュー作『占星術殺人事件』と次作『斜め屋敷の犯罪』は私の中では、このジャンルの双璧です。

『新本格派』推理小説についてはまだまだ、お話ししたいことがあるのでまた書きます。

今回はこのへんで。

                            

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