「きこえのトレーニング」とは?
なぜ「トレーニング」が必要か?
私たちは、耳に届いたたくさんの音の中から、自分にとって大事な音、無視していい音、というように選択し、さらに何の音がしているのか、なんと言っているのかと「脳」を使って聴いています。
聞こえが低下すると、脳に届く音の刺激そのものが少なくなり、音を仕分ける機能も衰え、言葉が不明瞭になり聞き分けることが難しくなります。
音の刺激の少ない状態に慣れてしまった「難聴の脳」に、聞き取りに必要な音量の音を補聴器で伝えると、「うるさい」「余計な音」と感じてしまいます。そのため、「難聴の脳」には補聴器の音に慣れるためのトレーニングが必要です。
補聴トレーニング
いきなり十分な音量で補聴器を使い始めると、うるさく不快に感じてしまいます。静かな状態に慣れてしまっている脳に急に音が入り始めるので脳がびっくりしてしまいます。
そこで、初めは少し優しい音から、定期的な調整で徐々に音量を上げていきます。そうすることで、徐々に脳がいろんな音に対応できるようになりそして十分な音量を出しても聞き続けられるように脳が変化します。
聴能トレーニング
さらに、補聴器の調整だけで終わりではありません。脳に必要な音の刺激が届くようになったとしても、その音を解釈しなければなりません。言葉を思い出す『記憶力』や、いろんな音の中から聞きたい音を選び出し集中する『注意力』、周りの音に邪魔されても、話の話題からどんな言葉を言っているのか、『考える力』を鍛えることも大事なことです。
ここでは、『注意力』『記憶力』『考える力』もトレーニングすることで、より言葉のききとりを向上させるようお手伝いします。
カスタムトレーニング
きこえの相談室で行うトレーニングは、個々の目的や聴く力に合わせて内容を決めていきますので、一人一人違います。
内容はゲーム感覚で楽しくやれるものだったり、宿題を出したりもします。
おおまかな流れとしては、カウンセリング、補聴器調整、トレーニングで1回1時間程度です。
2週間おきに通っていただき、目標達成に向けサポートします。
ご要望に応じて、補聴器の購入やレンタルなどもできます。
補聴器販売専門ではなく、トレーニング・調整専門なので
お気軽にご相談いただけます。
補聴器をお持ちでない方も、きこえに関するお困りごとがある方は
どなたでも相談できます。
完全予約制
ゆっくりご相談いただくため、
完全予約制となっております。
電話・FAXにてご予約受付いたします。
相談は無料です。
小倉店・熊本店・博多店・久留米店・鹿児島店の5店舗ございます。
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参考資料:「聞こえと脳のトレーニング」リオン株式会社