最近ではご本人様だけではなく、ご家族様からのお問い合わせを多数いただいております。また、音は目に見えないため聞こえていないことにご本人が気づかないこともあります。 特に加齢による難聴は、高い音から少しずつ聞こえなくなっていきますので、音の条件によって、聞こえたり聞こえなかったりすることがあります。 大切な方の身に着ける医療機器だからこそ、補聴器選び・お店選びは慎重にしたいものです。 おそらく「購入」だけでお店を選ばれる方はおらず、「購入する」「聞こえる」「しっかりフォローしてもらえる」までが判断いただく基準であると我々は感じています。 |
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加齢による難聴が始まっていても、自覚しないケースもあれば難聴を認めたくない意識が働くケースもあります。 しかし人間の身体は複雑にできており、耳だけの問題ではない事実です。 耳は音の入り口であり、入ってきた音を理解するのは脳と言われています。もちろん、入口が狭くなって(難聴になって)入ってくる音の情報量が減ると音を考えることも減ります。 世の中にはさまざまな種類の音が存在しており、人は無意識に必要な音と必要でない音をリアルタイムに振り分けています。 音の入口を広げないとその活動量が減ってしまいます。 |
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補聴器は直接的な効果もあれば、このように間接的に作用する力ももちあわせていますので是非ご一緒にご来店いただければと思います。 また、補聴器の効能効果は装用者の聴力と補聴器専門員の技術に依存されます。 付添でご来店頂いた場合でも、極力ご本人様の聴力を一緒にご理解いただき、補聴器の選び方、取扱い方、装用練習までもしっかり把握いただく事でご自宅に帰られた際も「補聴器を使い続ける」きっかけ作りに繋がります。 補聴器は音を大きくする医療機器です。早口をゆっくり丁寧な言葉に変換するものではありません。 したがって、補聴器をつけてたご家族様に対してゆっくりと、ハッキリと、また区切って話をすることを忘れずにお願いいたします。 |