北山智恵さんの声

写真:北山智恵さん

今回のお客様の声インタビューは、リオネットセンター下関のお客様、北山智恵様です。
障害をお持ちのご主人と共に支え合い、明るく前向きにお過ごしの北山様にお話しを伺いました。


北山様の補聴器との出会いはいつ頃ですか?

補聴器を初めて付けたのは小学校を卒業した春休みです。小さい頃から中耳炎を繰り返していて、聞こえにくさはありましたが、難聴だとは気付かずにいました。母が私の名前を呼んでも振り向かないな、反応が遅いな、と思ったらしいです。
学校でチャイムが聞こえない、先生とうまくコミュニケーションが取れないと感じるようになり、先生から将来的には補聴器をつけた方が良いと言われました。その時通っていた小学校にリオネットセンター下関の竹本さんが来ていて、それからのお付き合いなので、20年以上になります。


補聴器はすんなりと自分のものになりましたか?

はい。初めは慣れなかったけど、補聴器は私にとって必要なものだし補聴器が煩わしいと思うようなことはありませんでした。
初めは耳あな型補聴器でしたが、聴覚障害の手帳をもらい、それから耳かけ型補聴器にピンクのイヤモールドを付けて使っていました。リオネットセンターで補聴器を点検してもらったり、汗で汚れやすい季節は自宅でもクリーンminiを使って自分でお手入れをしています。
今では、補聴器のおかげで、車の通る音が聞こえるようになりました。前方は目で見えているので分かりますが、目で見えていないところは音が聞こえないと車が来たことが分からず危険なので、車が来たら避けられるようになり安心して外出できるようになりました。車とバイクの音を聞き分けることもできます。自転車が通る音は難しいですが、チリンチリンという音は聞こえますよ。


ピンク色の補聴器をお使いなんですね?

写真:北山智恵さん
ピンクの補聴器とイヤモールド

手帳をもらい、最初は肌色の補聴器を使っていましたが、年数が経って次に補聴器を新しくする時に主人の勧めもあって明るい色にしてみようと思い、補聴器もピンクを選びました。よく考えると小さい頃からピンク色が好きだったように思います。
カラーの補聴器を付けた時はドキドキしました。母からは「いいんじゃない」と言われ、姉からは「前より性格が明るくなったね」と言われました。
カラーを選べるのは楽しみがありますね。難聴の辛さも軽減されるような気がします。


歳の差のあるご夫婦だそうですね?

写真:北山さんご夫婦
北山様ご夫妻

(ご主人)私は61歳、(智恵さん)私は34歳です。
(ご主人)一緒になってから6年になります。知り合ってからは10年以上です。
(智恵さん)私が障害者同士で結婚したいという気持ちがあったんです。出会いサミットという障害者同士のお見合いで主人の同級生と知り合い、その同級生に頼んで下関の人を紹介してもらったのがきっかけです。同じ障害者であれば気持ちが分かってもらえるかなという思いや、障害者同士だと気楽に話せるかなと思っていました。年齢の差は感じません。


北山様はお写真を撮られるのがお好きだそうですね?

写真:北山さんが撮られたお気に入りの写真
北山様が撮られたお気に入りのお写真

携帯でなんとなく撮り始めたのですが、最近は花や鳥の写真を撮っています。週1回は近くの彦島八幡宮に私たち二人が元気になりますようにとお参りに行っているのですが、そこは春には桜やつつじが綺麗なんです。
携帯の待ち受けは家の近所で撮った雀の写真です。自宅の窓の向こうに雀がぴょんぴょんと姿を見せることがあって、癒されます。
撮った写真は、Facebookに投稿したりしています。


旅行もお好きなんですよね?

写真:角島大橋(山口県)
角島大橋(山口県)

旅行も好きですが、心臓の病気があり飛行機に乗れないので遠出は難しいです。もう10年以上前ですが、3姉妹で東京ディズニーランドに行ったのが思い出です。看護師の姉が傍にいたので安心して行くことができ、ミッキーとミニーに会えて嬉しかったし、興奮しました。
これから行ってみたいところは角島大橋です。
(ご主人)私は1、2度行ったことがありますが、長い橋の両側が海で、海の上に飛び出したような気持ちの良い景色です。島の先に灯台があるので、そこからの景色も綺麗でしょうね。


このインタビューをご覧になっている方にメッセージはありますか?

(ご主人)私たちも頑張っているので、皆さんも頑張って下さい。
(智恵さん)カラーの補聴器を付けることによって性格も明るくなりました。補聴器を付けることが恥ずかしいということはありません。以前この「お客様の声」のコーナーに登場されたお子さんもカラーの補聴器をつけていましたよね。明るく元気そうな印象でした。
(ご主人)補聴器を隠すのではなく、見えた方がかえって良い。難聴であることを知ってもらう方が周囲の人とコミュニケーションが上手くいくと思います。


明るい色の補聴器を付けることによって、性格も明るくなったという北山様。様々な障害にも負けず、ご主人と共にお互いを支え合いながら前向きに過ごしていらっしゃるお姿は、多くの人に勇気を与えるものだと感じました。北山様、貴重なお話しありがとうございました。