きこえについて【Question】

補聴器について【Question】

きこえについて【Answer】

  • どうしてきこえるのですか?
    • 耳で音を聞く仕組みは、「耳介」で集め、その振動を「外耳」から「中耳」へ伝へ、「内耳」で分析し電気信号に返還して「聴神経」から「脳」に伝えられています。それぞれの機能を順を追って紹介します。
      聞こえのメカニズム
      • 「耳介」音を集めたり、方向感を得ます。
      • 「外耳」耳介で集めた音を外耳道によって鼓膜へ導きます。
      • 「中耳」耳小骨は鼓膜のかすかな振動を、てこの原理によって大きな振動にし、蝸牛に伝えます。
        ※ここまでの音の伝える機能が弱くなるのを「伝音難聴」といいます。
      • 「内耳」蝸牛では振動を分析。ここで音は振動から電気信号に変換されます。(内耳には平衡機能を司る三半規管があります。)
      • 「聴神経」電気信号は聴神経を伝って脳に伝へます。脳で「ことば」や「音」を判断します。
        ※蝸牛から聴神経までの機能が弱くなるのを「感音難聴」といいます。年齢とともに音を伝えたり、判断する機能が弱くなっていくようです。
  • きこえはどうやって測定するのですか?
    • 補聴器をフィッティングするためにオージオメータ ※1 で聴力測定を行ないます。聞こえを表すオージオグラムは若い正常な聴力を基準にしています。
      聞こえのメカニズム
      ※1 オージオメーター:
      レシーバーから出でくる色々な強さ、高さの音を聴き、どこまで小さい音まで聞こえるかを検査すると同時に難聴が感音性か、伝音性かを調べる器械
  • ことばのきこえを測定するのはどうして?
    • 音の大きさを聞く機能とことばを判断する機能は違っているようです。
      補聴器はコミュニケーションのお手伝いをする機器です。そこで、補聴器専門店では、補聴器をつけても音ばかり大きくなって肝心のことばが分からないといったことがないように、音の大きさの測定とことばを判断する明瞭度の測定をおこないます。もし、明瞭度がよくないときはテレビや電話の補助機器のご提案や試聴をしていただいています。
  • 年齢とともに音のきこえは悪くなるのですか?
    • 一般的にだれでも年齢を重ねるにしたがい聴力が低下していきます。個人差はあるようですが特に高い周波数の音からしだいに聞こえにくくなると言われています。徐々に聞こえにくくなるため、はじめは難聴の自覚が無いことが多く、テレビやラジオの音量が大きいことでまわりの方や家族が難聴の兆候に気付くことが多いようです。聞こえに不安を感じたら、まず耳鼻咽喉科の医師に相談することをおすすめします。
      年齢ときこえの程度のグラフ
  • 「きこえ」と「補聴器」の選択はどうなっているのですか?
    • 補聴器は大きく分けると「軽・中等度難聴用」と「中等度・高度難聴用」があります。
      「軽度の難聴」で「中等度・高度難聴用」を装用すると、うるさくて耳につけていられません。また反対に、「高度難聴」なのに「軽・中等度難聴用」を装用と音が小さくてきこえません。
      補聴器をつけてことばをきく時の最大の妨害要因は騒音やおおきなうるさい音です。その騒音やおおきなうるさい音を抑えるために種々の方法があります。最近の「デジタル補聴器」ではボリュームを自動的に処理する商品もあります。しかし、高機能で価格が高い商品だからといって、必ずしもよく聞こえるわけではありません。
      お使いの目的・環境により補聴器の機能は専門店でよく説明を聞いてから決めると良いでしょう。
  • 補聴器を装用したらどの程度、「きこえ」がよくなるのですか?
    • 補聴器の効果に対する目標はご使用になる方のお話(主訴)を聞きながら設定しますが、一般的な目標として「普通の声で話した会話が十分に聞き取れる」ところを目指します。ただし音が聞こえるということとことばを聞き取るということは少し違います。その方にとって大きくも小さくもないちょうどいい大きさの音でことばを聞いた時のことばの聞き取りが悪い場合(語音明瞭度が悪い場合)なかなか補聴器の効果が出ないことがあります。語音明瞭度と補聴効果の目安はおおむね次のとおりです「0~40%補聴器だけでことばを十分聞きとることは困難です」「40~60%音は聞こえるがことばがハッキリ聞こえないことが多いようです」「60~100%補聴器の効果が十分期待出来ます」
  • 補聴器の音に慣れることができるのですか?
    • いままで聞こえていなかった音が聞こえると、それがうるさいと感じることもあるようです。補聴器に慣れることは音の少なかった世界から音のにぎやかな世界に慣れることも含まれます。いきなり音の大きなうるさいところで使い始めるのではなく、静かな所で一対一の会話から練習することも大切です。また使い始めは電話音が耳障りのようですが、一週間程で慣れてきます。それでも雑音や音質になじめなかったら専門店で調整してもらいましょう。調整はどこの補聴器店でも無料で何度でも対応いたします。
      補聴器をつけての聞こえはこんなものと自分で判断し我慢しないことが必要です。
  • 補聴器を装用するとどんな音がするのですか?
    • 最初は電話器のような音がきこえます。
      さらに、耳栓を付けいているので、自分の声が大きくなったり、まくがかかったように聞こえます。(耳塞感は指で耳を塞いで、声を出してみると分かります。)しかし、専門店ではこのことを解消するために、耳かけ型補聴器ではイヤモールド(歯と同じようにお客さまの耳型から作るオーダー耳栓)にベントといって、細い穴を開けます。オーダーメイド補聴器にももちろん聞こえに合わせてベントを処方します。(塞いだ指を少し離して、声を出してみて下さい)特にこの耳塞感は軽度難聴に多く感じられ、専門店以外で購入したハウリング対策耳栓では指で押さえたままの聞こえになり、とても付けてられません。
      さらに加齢による難聴では低い音は聞こえるが、高い音が聞こえないことが多く、イヤモールドのベントは、この聞こえる低い周波数の音を自然に聞くことができます。

補聴器について【Answer】

  • 補聴器はどんなしくみになっているのですか?
    • カラオケはマイクに声が入り、アンプで増幅して伴奏の音楽といっしょにスピーカーから聞こえてきます。補聴器も声や周りの音がマイクにはいりアンプで増幅してイヤホン(スピーカー)から聞こえます。カラオケとの違いは周りの音が入ることと本体がとても小さいことです。
      補聴器のしくみ
  • 補聴器は何で動いているのですか?
    • 電源は単3、4の電池や直径10mm〜5mm空気電池を使います。電池も小さいので寿命は毎日使って10日〜2週間ほどです。無くなったらお客様が交換します。価格は1個250〜200円で補聴器屋さんでは6個セットで販売しています。
      電気店でも販売しているところもありますが、多くのお客様は補聴器の点検やお掃除に来店されたときに購入されるようです。リオネット補聴器では電池を交換するときに+−(プラス、マイナス)を気にしない「おまかせ回路」を搭載した機種があります。